くらし

女の子が生まれて初めての節句、3月3日の「初節句」は何をする?

2018,03,06

女の赤ちゃんが生まれて初めての桃の節句(3月3日)を初節句といいます。初節句のお祝いにはどのようなことをすればいいのか? ひな人形は? まだ首が座っていない赤ちゃんの場合は? 初節句にまつわる気になるアレコレについてご紹介します。

昔の日本人は季節の移り変わりを大切にし、季節の変わり目ごとに五穀豊穣や子孫繁栄などを祈りました。一年の節目を5つに区切ったのが五節句。そのうちのひとつ3月3日は、正式には「上巳(じょうし)の節句」といい、女の子の誕生と成長を祝う日です。とくに女の子が生まれてから初めて迎える3月3日は「初節句」と呼び、お祝いをする風習が今でも残っています。

女の子の初節句、これだけあれば大丈夫!準備するものリスト

3月3日といえば「桃の節句」とも言われ、ひなあられを食べたり、ひな人形を飾ったりする家庭が多いでしょう。しかし、今日ではあらたまったお祝いをしない家庭もあり、子ども時代に桃の節句のお祝いをしてもらった経験が少ないママは、初節句のお祝いをしたくても戸惑うことが多いようです。そこで、初節句で準備するもののうち一般的なものをリストにしてみました。

ひな人形

通常の桃の節句と同じように、初節句にもひな人形を飾ります。

童謡「うれしいひなまつり」の歌詞に 「おだいりさまとおひなさま ふたりならんですましがお」と歌われているように、最もシンプルなひな人形は、男びなと女びなの一対の親王飾り。旧家では七段飾りの立派なひな壇を飾る家もあるかもしれませんが、核家族やマンション住まいが増えるなか、場所を取るからといって、ひな人形をまったく飾らない家庭もあります。昔は、母方の祖父母が孫のために買い与えるのが通例だったようですが、今は買う、買わないも含めてお互いの両親と相談しながら決める夫婦が多いようです。

ちなみに、男びなと女びなを並べるとき、京都では男びなを向かって右に、ほかの地域では男びなを向かって左に飾ることが一般的のようです。

赤ちゃんの衣装

初節句の主役である赤ちゃんをかわいく着飾らせる衣装。伝統的なお祝いなので、着物を着せたいところですが、ここで気になるのが3月3日時点の赤ちゃんの月齢。4月生まれの赤ちゃんなら月齢11か月のため、華やかな十二単(ひとえ)型の着物のようなものも可能かもしれません。月齢3か月くらいの首が座りだしたばかりの赤ちゃんなら、着脱が楽なロンパースやカバーオール型がおすすめです。

いずれにしろ、レンタルのようなシステムを賢く利用してあまり負担がかからないようにしましょう。はかま風のロンパースなどは手作りする方もいらっしゃいます。インターネット上で作り方を探して挑戦してみるのもいいですね。

初節句のお料理

家庭でお祝いをするひな祭りの料理といえば「ちらし寿司」が定番。寿司にちらす具には、さやえんどうや菜の花など春が旬のものを。節句のお祝いなので、旬のものを食べるのが基本です。

ほかにはハマグリのお吸い物も有名です。ハマグリの貝殻は平安時代に「貝合わせ」の遊びに使われていたように、形が似ていても対になっていた貝殻同士でしか組み合わせることができません。そこから、「夫婦円満」や「良縁」の縁起をかついで供されるようになりました。

女の子の初節句の祝い方

ここであらためて、女の子の初節句の祝い方について考えてみましょう。

例えば3月3日生まれの女の子の場合、生まれたその日に初節句のお祝いをしても問題はありませんが、1月、2月生まれ、3月1〜2日生まれの女の子は翌年に初節句のお祝いをする場合が多いようです。初節句は子どもの成長を祝う行事。昔は医療技術も進んでおらず、免疫の少ない乳幼児は死亡率が高かったため、親にとって子どもが無事に育つのはとてもうれしいことだったのです。そう考えると、ある程度成長してからお祝いしてあげる方が、もともとの初節句の意図に合っているかもしれませんね。

さて、初節句のお祝いは、子どもの誕生と成長を祝ってくれる両家の祖父母を招いてお祝い膳を皆でいただくことが多いようです。こちらもお互いの両親の住まいが遠方か近場かによって異なるでしょう。食事会をするかどうかは相談して決めるといいでしょう。

お祝い膳のときの赤ちゃんの料理ですが、まだ離乳食を始めたばかりの赤ちゃんであれば特別な料理は必要ありません。離乳食の色合いをひな祭りらしくして写真に残せば、子どもが成長したときに、愛されていたことが分かってうれしく思ってもらえるでしょう。

写真館などで記念写真を撮影して、お祝いに参加できなかったおじいちゃんおばあちゃんに写真を送って一緒に成長を喜ぶ家庭もあります。

ひな人形は1人に1つ必要?ひな人形の管理方法は?

今回、初節句について数人のママにリサーチしたところ、ひな人形はいらないと祖父母に断ったママも何人か。断りきれずにもらったものの、場所もとるし、どうやって保管したらいいのか分からないという声も。そこで、ひな人形に焦点を合わせて見てみましょう。

ひな人形の保管方法

ひな人形のつくりはとっても繊細。うっかりシミなど付けないように、人形に触るときは布の手袋を着けましょう。さらに湿気を嫌いますので、よく晴れて乾燥した日に片付けます。傷を付けないように羽根ばたきや筆でホコリを払い、柔らかい紙でやさしく包装。箱の中にそっと入れて、包み紙の上に防虫剤を少なめに置き、日の当たらない場所へしまいます。

ひな人形はいつまで飾る?

ひな人形をしまうのが遅いと婚期が遅れるという言い伝えがありますが、実際にしまうのが遅いからといって婚期が遅れることはありません。ただ、ひな祭りが終わったあと、いつまでもひな人形を飾るのは、季節感を大切にする日本人としては無粋なことと考える人は多いかもしれませんね。

それよりも気になるのは、娘が何歳になるまでひな人形を飾るかということかもしれません。こちらも特に決まりはないようです。結婚するときに嫁ぎ先にひな人形を持っていく場合もあるようですよ。

ひな人形は娘1人につき1つ?

ひな人形はその持ち主1人に対する守り神と考えられます。なので、2人目の女の子が生まれた場合は、もう1つひな人形を買い与えてあげるのが昔からの習わしのようです。ママのひな人形と娘さんのひな人形が一緒に並ぶ場合もあるでしょう。とは言え、これも形式にとらわれ過ぎないようにしてください。

子どもが無事に生まれ、成長していってくれることは本当に喜ばしいこと。形にこだわらず、愛情あふれるお祝いで初節句の日を過ごすことが一番です。

まとめ

初節句は、子どもの健康と幸せを願うもの。おじいちゃん、おばあちゃんにとっても孫の成長を祝える楽しみな行事です。パパ・ママの出身地や育った家庭のルールもそれぞれ違うので、お互いの両親に相談しながら進めるのが無難でしょう。そして、お祝いのために家計から費やせる金額を決めておくことも大切です。無理のない初節句で楽しいお祝いにしましょう。

参考:
華やぐ早春のお祭り「ひな祭り」の食文化|やずや 食と健康研究所
雛人形の片付け方(保管とお手入れ)|安藤人形店・京都

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