まなび

食育ってなに?家庭で簡単に始められる子どもの食育とは

2018,05,15

食育で食に関する正しい知識や意識を身につけます。食生活の乱れは健康に関する問題の大きな原因です。そのため、子どもの頃から食育を行って健康的な食生活を身につけることが重要視されています。家庭生活の中で、食の知識や習慣を伝えるのも食育の1つです。

最近は、幼稚園・保育園や小学校、中学校でも「食育」という言葉がよく聞かれます。食事の日記をつけるという宿題もあるのだとか。しかし、あらためて「食育」といわれると、何をすべきか考え込んでしまう人も少なくはないようです。

そこで今回は、食育とは何かという解説に加え、家庭で気楽にできる食育の方法をご紹介します。

なぜ今、食育なのか

内閣府(「食べる力」=「生きる力」を育む 食育 実践の環(わ)を広げよう|政府広報オンライン)によると、食育とは『「食」に関する知識と、バランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むよう、さまざまな経験を通じて取り組むこと』です。

つまり、食育は、机上の学問ではありません。毎日の生活や経験を通じて身につけるものです。

食育の対象は子どもであることが多いですが、大人にとっても食育で得られる知識は基本的、かつ、重要なものです。食事は誰もが毎日行う行為で、どのような食事を摂るかは、健康の基本となるからです。

文部科学省の「食育」とは

現在は、子どもたちの食生活の乱れや栄養の偏り、欠食、肥満、または、過度の痩身傾向などが問題となっています。そこで文部科学省では、食育を推進し、子どもたちに食生活についての正しい知識や習慣を身につけさせることで、問題を解決しようとしています。

農林水産省の「食育」とは

農林水産省では、食育は、生きる上での基本的な知識であるとしています。知育・徳育・体育などの基本になるもので、健全な食生活を実現するために必要なものという位置づけです。

そこで、農林や漁業の体験活動を通し、食材が家庭の食卓につくまでの過程を実感させるなどして、食の生産者側から食育を推進しています。

各地方自治体の栄養・保険行政の担当者、農業や漁業など食材の生産者、食品産業、学校など各分野間の連携を図り、地域での食育を推進するのも農林水産省の役割です。

厚生労働省はどのように食育を推進しているのか

農林水産省の規定する「食育」をもとにして 食育を推進しているのが厚生労働省です。具体的には、「第3次食育推進基本計画」に基づき、母子保健及び児童福祉分野における食育の推進、保育所における食育の推進などのさまざまな通知を発行して、具体的な方向性を示しています。

また、国民健康・栄養調査を行っているのも厚生労働省です。これは、国民の食生活に関する現状を把握するために活用されています。

食育はなぜ必要なのか

食育が重要視されるようになってきたのは、近年、食についての正しい知識や意識が薄くなってきたためです。これは、核家族化、個食の増加、外食産業や内食の発達、過剰なダイエット志向など、さまざまな要因による食生活の乱れが原因であると考えられています。また、食に関する知識が足りないことで健康が阻害され、生活習慣病の増加につながることも懸念されます。さらに、家畜の伝染病や輸入食材の増加、食品の産地偽造問題などにより、安心で安全な食材を求める人も増えています。

食についての知識は、すべての人に必要な、生きるための基本的な力です。そこで、食育として子どもの頃から身につけさせる必要があるのです。

食育基本法とは

平成17年「食育基本法」が制定されました。子どもたちの生活の基礎として、重要な食についての知識を身につけることを推進しています。平成28年には、さらに「第3次食育推進基本計画」を決定し、食育の推進をすすめています。

食育基本法の7つの基本理念

食育基本法は、次の7つの基本理念をもとにしています。(以下、「食育基本法の体系|総務省」引用)

  • 国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成
  • 食に関する感謝の念と理解
  • 食育推進運動の展開
  • 子どもの食育における保護者、教育関係者等の役割
  • 食に関する体験活動と食育推進活動の実践
  • 伝統的な食文化、環境と調和した生産等への配慮及び農山漁村の活性化と食料自給率の向上への貢献
  • 食品の安全性の確保等における食育の役割

基本理念をもとにした、7つの基本的施策

食育基本法の7つの基本理念を実行するため、次のような7つの基本的施策が行われています。(以下、「食育基本法の体系|総務省」引用)

  • 家庭における食育の推進
  • 学校、保育所等における食育の推進
  • 地域における食生活の改善のための取組の推進
  • 食育推進運動の展開
  • 生産者と消費者の交流の促進、環境と調和のとれた農林漁業の活性化等
  • 食文化の継承のための活動への支援等
  • 食品の安全性、栄養その他の食生活に関する調査、研究、情報の提供及び国際交流の推進

家庭で簡単に取り組める食育とは?

1日3回の食事のうち、2回は家庭でとることが多いでしょう。そのため、家庭は食育の場として重要です。日常生活を通じて、自然に食に関する知識や体験を少しずつ積み重ねていくのが、家庭における食育の在り方です。

家庭の「食育」は学校の「食育」とはちがう

食育の機会は食卓に限らず、スーパーマーケットや商店での食材の買い物や、台所での調理などさまざまなところにあります。

ふだんの生活のなかで、食の知識やマナー、習慣が身につくように、以下にご紹介するポイントを意識していきましょう。

食べ物に関する知識

次のような体験を通して、食に関する知識を身につけていくのが理想です。

  • 食材に関する知識
    買い物を通して、食材の名前、旬、産地、食材の選び方、消費期限に関する知識などを身につけます。
  • 料理体験
    家族と一緒に料理したり、家族が料理しているところを見たりすることで、料理の知識や技術を身につけます。
  • 食材を育てる
    簡単な野菜づくりや果物狩りを体験することで、食材に関する知識を増やし、苦手な野菜も食べられるようにします。
  • 苦手なものを克服する
    自分でメニューを考えたり、料理をしたりすることで、苦手な食材があっても、どのようにしたら克服できるか考え、実践します。

食事の基本的なマナー

家庭での食育では、家族とともに食事をすることで、食事のマナーや習慣を身につけることも重要です。

  • 食事の前には手を洗う
  • 「いただきます」「ごちそうさま」などのあいさつをする
  • 配膳の仕方を覚える
  • 食事を残さず食べる
  • 正しい姿勢で食べる

食事に関する習慣づけ

毎日の食事で、正しい食習慣を身につけることも、将来にわたって健康を維持するために重要です。

  • 1日3食、決まった時間に食べる
  • 家族で楽しく食事をする

食育は毎日の食卓から

食育は教育の一環だといわれますが、毎度の食事が食育の機会となると考え、少しずついろいろなことを教えていきましょう。食育の内容の大部分は、食育という言葉ができる前から、親から子へと伝えられてきたことですので、ことさら難しく考える必要はありません。食育で理想とされるような、栄養のバランスがとれた規則的な食事は、親である自分たちの健康維持にも役立ちます。子どもといっしょに食事を楽しみながら、食育を行っていきましょう。

参考:
知りたい!家庭でできる食育ってどういうもの??|マナビコ
2 家庭における食育の推進|食育推進計画
「食べる力」=「生きる力」を育む 食育 実践の環(わ)を広げよう|政府広報オンライン
■「食育」とは|農林水産省
食育の推進|農林水産省
食育の推進|厚生労働省
栄養・食育対策|厚生労働省

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